1.CHEETAH 2.DAICHI 3.KAGAMIMOCHI 4.OLD TOWN SKA 5.SOMBRERO 6.LALALA (feat. OBRIGARRD) 7.TRIANGLE MOON 8.BOOGALOOP 9.PUSH & PULL (feat. Ras Dasher) 10.BOOGALOOP REPRISE 11.CACAO MARCH 12.BORELOOP 極東ラテン・ロッカーズ〈copa salvo〉のアッパーかつ官能的な鍵盤プレイで異国情緒漂うムードを醸し出す小西英理(Piano/Accordion)と、あらゆる楽器を操るマルチプレイヤー兼トラックメーカーでもあるレゲエ・スペシャリストの森俊也(Drums/Bass)による〈ERIMORI〉のファースト・アルバムが遂にリリース! 一曲目「CHEETAH」から、切り込んでくるような鋭い旋律のピアノと、太く唸るベースで一気に2人のディープな世界に吸い寄せられていき、続く「DAICHI」では静寂から立ち上がるような凜とした音色と、どこか懐かしいメロディーで全体がドラマティックに、カリビアン・ムードたっぷりのインストルメンタル・アルバムの完全に幕が開く。タイトルにもなっている「KAGAMIMOCHI」は、オリエンタルな曲調にクンビアの空気感が入り混じる魅惑の一曲で、ノスタルジックな雰囲気が漂うミディアム・テンポのスカ・チューン「OLD TOWN SKA」、ブルージーかつ洗練された都会的なムードを匂わせる「SOMBREO」や「BOOGALOOP」、跳ねるドラミングにエレガントで妖艶なメロディーが乗る「TRIANGLE MOON」、南北20度に広がるカカオベルトの風と喜びに満ち溢れたラブリーなナンバー「CACAO MARCH」、ちょっぴりロマンチックなピアノとベースに思わずうっとりする「BOLELOOP」、そして世界中の民族音楽や辺境ビーツをサンプリング・ソースにダンス・ミュージックを創生するDJユニット〈OBRIGARRD〉とのヤバいムードが漂うキラーなナンバー「LALALA」や、CLUTIVATORの〈RAS DASHER〉による土埃立ちこめるスモーキーな闇にリズムが刻み込む、タフでヘヴィーなレゲエ・サウンド「PUSH&PULL」など、最高なコラボレーション楽曲も収録されている。アルバムを通して聴くと、まるで異国情緒あふれる南国が舞台の短編映画を観ているようで、聴けば聴くほど幅広く奥深い〈ERIMORI〉の多彩な表現力に魅了される。小西英理のアフロ・カリビアンに注がれたあふれんばかりの愛情が、鍵盤をはじくその指先から放たれ、森俊也のジャマイカン・マナーに沿ったクリエイティビティと気高く強靭なプレイが絶妙なバランスでつくり出された唯一無二の作品である。また、ジャケットは〈OBRIGARRD〉などのアートワークでもおなじみの〈2YANG〉が手がけている。